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禁煙の愉しみ山村 修
新潮社 刊
発売日 2000-10
愉しみながらの禁煙 2006-09-23
青山学院大学 図書館司書の山村修(ペンネーム:狐)氏による、自らの禁煙体験を綴ったものである。この本を読むと喫煙習慣のある人にとって ”タバコを断つ” ということがいかに過酷な行為であるかがよくわかる。
喫煙者は、決してタバコが旨いと思って吸っているのではない。むしろ、独特の後口の悪さは決して気分のいいものではない。こんなものを吸わずにはおれない自分に忌々しさを感じながらも、いつも灰皿にタバコを押しつける。
喫煙者の微妙な心理がとてもうまく表現され、強烈な力を感じさせる著者の表現力には脱帽である。
かりに喫煙者がこの本を手に取るとき、禁煙することの恐ろしさを感じるとともに、「愉しみ」という部分が表現されていることで、せめてもの救いを感じるであろう。
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